現場での実習を通して思い出すものづくりの楽しさと魅力

現場での実習を
通して思い出す

ものづくりの楽しさと
魅力
実習参加者
T.Kさん
実習前
在学中、範囲を狭く絞って就職活動を行っていたが、コロナ禍の影響もあり就職活動を中断していた。
実習後
機械と向き合うことの楽しさを思い出し、楽しく充実した日々を送っている。
T.Kさんの実習先は、創業80年以上の歴史ある会社で自動車・タイヤ、製紙、鉄鋼業、化学、プラント・機械・設備などのあらゆる分野の工場で使用されるモーターや変圧器、電気設備の修理・メンテナンスを手掛けています。風力発電の発電機に特化した修理会社としての実績は国内トップクラス。産業用モーター・発電機の業界で有数の知名度を誇っています。若者正社員チャレンジ事業に参加されたきっかけや、実習先に就職された経緯まで、詳しく話を聞きました。
若者正社員チャレンジ事業に申し込まれたきっかけを教えてください。

若者正社員チャレンジ事業に申し込まれたきっかけを教えてください。

大学で3D設計を学んでいた私はその1点に絞って就職活動を行っていました。当初は新卒学生向けに開催される合同企業説明会に参加すれば就職先が見つかるだろうと楽観的でしたが、コロナ禍の影響で対面での活動が制限されてしまい、焦りを感じました。慣れないオンラインでの就職活動は、なかなか苦戦していました。そんな中、一度自分の考えを整理しようと思い、就職活動を一時中断しました。その後、大学を卒業した年の夏に図書館に行った際、若者正社員チャレンジ事業のポスターを見つけました。そこに書かれていたメッセージが私に就職活動を思い出させ、これ以上先延ばしにはできないと奮い立たせてくれました。これが若者正社員チャレンジ事業に応募したきっかけです。

実習先はどのような基準で決めたのですか?

実習先はどのような基準で決めたのですか?

実習先の選定は、若者正社員チャレンジ事業の合同企業説明会で6社の候補から行いました。そのうち4社がシステム系で、1社は機械系でした。1社は具体的には思い出せないのですが、興味が沸かない分野であったため選択肢から外しました。システム系は大学で学んでいたからこそ、その難しさを知っていたので、仕事となると厳しそうだと感じました。一方、機械系は大学で学んだ工学の知識を活かせるだけでなく、株式会社勝栄電業社のアピールポイントであった、風力などのテーマにも惹かれ、自分に合っているかもしれないと思いました。工学系であることや機械に対する興味が一致し、長く続けられそうだと感じたため、この実習先への応募を決意しました。

実習では具体的にどんなことをしていましたか?

実習では具体的にどんなことをしていましたか?

実習では、最初はモーターの仕組みや風力の説明、お客様との接し方や機械との向き合い方を営業や技術部の方々から教えてもらいました。その後、工場でのメンテナンス部による実務実習が始まりました。小さな練習用モーターから始め、座学で学んだことの確認をしながら修理・メンテナンスの方法を教わりました。最後の1週間から2週間はお客様の修理品であるモーターに関わるお仕事に参加しました。この期間は実際の修理業務に関われるというワクワクした気持ちがありながら、ミスはできないという緊張感がありました。

実習先の雰囲気や社員のイメージはどうでしたか?

実習先の雰囲気や社員のイメージはどうでしたか?

実習先の雰囲気は、個性的で温かい雰囲気でした。私がイメージするオフィスとは違い、明るく活気にあふれ、声が響く賑やかさがありました。様々なタイプの人がいて、声の大きい元気な人から手作業を得意とする職人気質な人まで、色々な人が一緒に働いていました。作業でわからないことがあればすぐに教えてもらえますし、周りの方のフォローはすごく手厚かったです。この仕事は分からないことをそのままにして進めると危ないですし、ミスにつながるのでその部分のフォローは徹底されていたのだと思います。

実習後、同社に就職されましたが、決め手は何でしたか?

実習後、同社に就職されましたが、決め手は何でしたか?

決め手は、機械と向き合うことの楽しさを思い出したことでした。機械系の大学に進学したのも、子どもの頃からおもちゃやゲーム機をいじるのが好きだったという理由でした。工場での実務体験で、機械の組み立てや修理の魅力を再発見し、自分の中に眠っていた情熱が再燃しました。実習中、もちろん大変さや難しさは感じましたが、退屈さや苦悩とは無縁でした。20日間での学びや充実感が、株式会社勝栄電業社への就職を選ぶ大きな理由となりました。

これから参加される方へ一言お願いします

これから参加される方へ一言お願いします

自分の経験やこだわりにとらわれず、新たな世界に飛び込むことが大切だと思います。若者正社員チャレンジ事業では実習を通じて実際に体験してみることができるのでおすすめです。思い描いていた以上の可能性が広がることもありますし、自分自身が気づかなかった魅力が見つかるかもしれません。私自身も、予想を超える素晴らしい経験を得られました。就職活動を始めた時には、この業界の仕事をするとは思ってもいませんでしたが、今は楽しく仕事をして充実した日々を過ごしています。最後に、一歩踏み出す勇気が大事です。この若者正社員チャレンジ事業は電話1本かけるだけで、新たなステージに進む一歩を踏み出すことができます。頑張ってください!

企業担当者の声

T.Kさんを担当された実習先企業担当者より

お二人を担当された実習先企業担当者より

T.Kさんは、実習参加時から「この作業をやらせて欲しい」と手を挙げ、積極的だった印象です。また、ベテランの社員にも臆することなくしっかり自分の意見を言える芯を持っているなと感じました。

これから参加される方へ
男女関係なく、未経験の方や機械・電気を勉強していない方でも、是非積極的に参加して欲しいと思います。せっかく実習に参加するのであれば、「どんな仕事か良く分からなかったなぁ」で終わるのではなく、自分が納得して「この仕事に興味がある、または、興味がない」と判断できるくらい、会社や仕事を知って欲しいと思いますし、その為の多くの経験がこの事業ではできます。若者正社員チャレンジ事業は、良い制度だと思いますので、是非頑張ってください!