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「転職の証明写真って何に気をつければいいの?」
「どうしてもうまく撮れない」
「服装や髪型の正解を知りたい」
などの悩みを抱えていませんか?
履歴書に貼る証明写真は、応募者の印象を大きく左右すると言っても過言ではありません。そのため、撮り方のルールを押さえたうえで、企業へのアピールにつながるような写真を撮影することが大切です。
そこで、本記事では、撮影時に気をつけるべきポイントを男女別に詳しく解説します。
- 転職における証明写真の重要性と基本ルール
- 証明写真はどこで撮るべき?
- 女性が気をつけるべきポイント
- 男性が気をつけるべきポイント
- うまく証明写真を撮るコツ
転職活動のスタートをうまく切りたい方にとっては必読の内容となっています。ぜひ最後までお読みください。
目次
転職における証明写真の重要性と4つの基本ルール
転職における証明写真はあなたの第一印象を左右する、非常に重要なものです。また、転職活動では求職者には社会人マナーが求められるので、ルールを守った証明写真を提出しないと大きなマイナス評価につながりかねません。
そこで、こちらでは証明写真の4つの基本ルールを解説します。
- 1. サイズは縦4cm横3cm
- 2. 3ヶ月以内に撮影したものを使用
- 3. 背景は白・グレー・水色
- 4. 写真の裏に名前を書いてから貼り付ける
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.サイズは縦4cm横3cm
証明写真のサイズは「縦4cm×横3cm」です。一般的な履歴書の写真貼付欄のサイズで、ほぼすべての企業で採用されている規格です。
また、写真館や証明写真機で撮影する場合に「履歴書用」と表示されているサイズでもあります。サイズが選択できる場合は、必ず「履歴書用」を選択しましょう。
自分でカットするとバランスが崩れてしまう場合があるので、元からサイズが縦4cm×横3cmになるように印刷するのがおすすめです。
2.3ヶ月以内に撮影したものを使う
証明写真は本人確認の役割を果たすため、古すぎる写真ではその目的を果たせません。面接時に採用担当者が実際の顔と写真の印象に違和感を覚え、混乱を招く可能性があるため、基本的には最新の証明写真を使用することが望ましいです。
なお、「3ヶ月」はあくまでも目安なので、直近で撮影した写真であっても雰囲気が大幅に変わった場合は撮り直すのがおすすめです。また、企業から「◯ヶ月以内に撮影したもの」と指定がある場合は、その期間に従った証明写真を使用しましょう。
3.背景は白・グレー・水色
証明写真機や写真館で撮る場合、写真の背景色を選べる場合があります。その場合は、以下の3色から選びましょう。
- 白
- グレー
- 水色
これらの色は清潔感があり、きちんとした印象を与えられます。特に、淡い水色やグレーは顔色がはっきりと写りやすく明るい印象を与えられるのでおすすめです。
4.写真の裏に名前を書いてから貼り付ける
写真を印刷したら、裏面に自身の名前をフルネームで記入しましょう。履歴書に貼り付けたのちに封筒の中で写真が落ちてしまって紛失したり、他の応募者と混ざって担当者の手間になったりすることを避けるためです。
滲んだり消えてしまったりする事態を防ぐため、記名する際は油性ペンを使うようにしましょう。
転職で使う証明写真はどこで撮るべき?3つの選択肢と特徴を解説
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証明写真はどこで撮るのが良いのか悩んでいる方のために、ここでは3つの選択肢とその特徴を詳しくご紹介します。
- 1. 写真館
- 2. 証明写真機
- 3. 自撮り
転職活動の期間やモチベーションによって最適な選択は異なるので、特徴を把握しておきましょう。それぞれ詳しく解説していきます。
写真館
|
証明写真機
|
自撮り
|
|
---|---|---|---|
価格 | 3,000~10,000円 | ~1,000円 | 無料 |
所要時間 | 1時間 | 10分 | 5分 |
メリット | ・仕上がりが綺麗
・プロの指導が受けられる |
・手軽
・簡単なガイドがある |
・手軽
・自分で加工できる |
デメリット | ・高額
・時間がかかる |
・暗くなりがち
・撮り直しが限られている ・焼き増しが難しい |
・光や角度の調節が難しい
・手抜きの印象 |
1.写真館
クオリティを重視するなら最もおすすめの選択肢です。プロが光や角度を調節しながら撮影してくれるので、綺麗な仕上がりが期待できます。
また、証明写真の撮影に関するノウハウがあるため、姿勢や身だしなみについても詳しいアドバイスを受けられます。プランによってはヘアメイク等も依頼できるので、証明写真を撮ることに慣れていない方や、最高のクオリティの写真を撮りたい方におすすめです。
一方で、やや料金が高かったり、仕上がりまでに時間がかかったりする点には注意が必要です。
2.証明写真機
駅やスーパーなど、身近な場所に設置されている証明写真機も候補の1つです。すぐに撮影できてその場で印刷してくれるため、応募の期限が迫っている場合にも重宝します。
最近はモードが多様化しており、肌を綺麗に加工するサービスもあります。証明写真の撮影に特化しているため、自撮りよりもクオリティの高い写真を撮りやすいといえるでしょう。
ただし客観的な視点がないため、撮影後に身だしなみの乱れに気づいたり、撮り直しできる回数が限られていたりする点はデメリットです。
3.自撮り
最も手軽でコストのかからない選択肢が自撮りです。すぐに写真が必要な場合や、1枚だけ必要という場合には自撮りを検討しましょう。
自分でトリミングや加工ができる点はメリットです。一方で、光や角度の調節が難しく、クオリティの高い写真を撮るのは難易度が高いため、写真館や証明写真機を利用できない場合の最終手段として考えましょう。
自撮りをする場合は、無地の壁の前で自然光が均等に当たる場所で撮影するのがおすすめです。
【女性】転職で使う証明写真の服装と髪型のポイント4選
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「転職で使う証明写真はできるだけクオリティを高くしたい」という方のために、こちらでは服装や髪型のポイントを解説します。
特に女性は独自の悩みを抱えることも多く、迷われる方も少なくないでしょう。この記事でご紹介するポイントを参考にすれば、好印象を与える証明写真を撮影することができます。
- ジャケットを着用する
- インナーは明るい色にする
- 髪はまとめる
- メイクはナチュラルにする
それぞれ詳しく確認していきましょう。
ジャケットを着用する
女性は男性よりもビジネスの場における服装の選択肢が多く、証明写真の撮影時も迷う方もいるかもしれません。そんなときは、黒やグレーのシンプルなジャケットの着用がおすすめです。
普段、転職活動で利用しているジャケットを着用して、写真撮影に臨みましょう。
インナーは明るい色にする
ジャケットの下に着用するワイシャツやブラウスなどのインナーは、明るい色がおすすめです。白や淡いベージュなどは、紺や黒よりも顔色が明るく見えるため、はつらつとした印象を与えられます。
ただし、業界によっては派手なインナーが印象を下げてしまう恐れがあるので、無地でビジュー(装飾品)等がついていないシンプルなインナーをチョイスしましょう。
髪はまとめる
肩より長い髪は、まとめて結ぶのが理想的です。一方で、ショートボブなど肩より短い髪型の場合は、耳にかけたりハーフアップにしたりして、すっきりとした印象を心がけましょう。
これにより、明るく清潔感のある雰囲気を演出できます。髪色については、業界にもよりますが、黒や落ち着いた茶色を選ぶと無難です。
自然なメイクにする
メイクは以下のポイントを押さえて自然に仕上げましょう。
- リップやチークの色は濃いものを避ける
- ラメはつけすぎない
- アイラインは細めに引く
- 色は統一感を持たせる
証明写真において重要なのは、信頼できる人間だという印象を与えることです。鏡を見ながら、色や濃さを調節していきましょう。
【男性】転職で使う証明写真の服装と髪型のポイント3選
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こちらでは、男性が転職の証明写真において気をつけるべきポイントを解説します。第一印象をよくするためにも、ポイントを押さえた証明写真を提出しましょう。
- スーツ・ワイシャツはシンプルなものをえらぶ
- ネクタイは与えたい印象によって選ぶ
- 髪はワックスでまとめる
それぞれ詳しく確認していきます。
スーツ・ワイシャツはシンプルなものを選ぶ
服装はスーツで、ジャケットを着用しましょう。スーツの中でも、以下のようなスタンダードな色のものがおすすめです。
- 黒
- 紺
- グレー
採用担当者により強く印象付けたい場合は、社風に合わせてスーツの色を変えるのも効果的です。たとえば、フォーマルな雰囲気が求められる企業には黒や紺の濃い色のスーツを選び、自由な社風の企業には明るめのグレーを選ぶと、「社風に合いそう」と好印象を持たれる可能性があります。
さらに、だらしない印象を避けるためには、体に合ったサイズのスーツを選ぶことが大切です。シャツはレギュラーカラーやワイドカラーのシンプルなデザインを選び、アイロンがけをしっかり行うことで清潔感をアピールできます。
ネクタイは与えたい印象によって選ぶ
ネクタイは、色から連想される印象を考えて選びましょう。以下のように、色は特定のイメージを想起させる力があります。
- 赤は情熱
- 青は知性
- 緑は平和
自分が志望企業にどのような人柄として見られたいのかを意識して選ぶとよいでしょう。また、柄は無地やベーシックなストライプ、小さめのドットなど控えめなものがおすすめです。冠婚葬祭を連想させる白や黒は避けましょう。
髪はワックスでまとめる
普段はノーセットの方でも、転職用の証明写真を撮影する際は髪をワックスなどでまとめるようにしましょう。耳周りのボリュームを抑えるとすっきりとした印象になるので、信頼感のある人物像を演出できます。
前髪も長い場合はアップスタイルなどにして、目元がしっかりと見えるように撮影すると好印象です。
転職用の証明写真をうまく撮るコツ3選
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「表情が硬くなってしまう」「思うようにきれいに撮れない」とお悩みの方に向けて、転職用の証明写真を上手に撮影するためのコツをご紹介します。
- 1. 顔のストレッチをしてから撮る
- 2. 背筋を伸ばし姿勢を整える
- 3. 撮影前に鏡を見てチェックする
いずれもすぐに実践できるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。それぞれ詳しく解説していきます。
1.顔のストレッチをしてから撮る
表情筋をほぐし、自然な顔の証明写真にするために、撮影前に顔のストレッチをしましょう。以下の2つのストレッチは簡単にでき、効果も感じやすいのでおすすめです。
- 「あ」「い」「う」「え」「お」の形に口を大きく動かす
- 思い切り笑顔を作ってから自然な表情に戻す
リラックスできるので、撮影時にどうしても緊張してしまうという方はぜひ試してみてください。
2.背筋を伸ばし姿勢を整える
きちんとした印象を与えるため、姿勢に気を配ることは非常に重要です。特に、猫背になっていると、自信のない印象を与えてしまうため、背筋を伸ばして撮ることを心がけましょう。
横から体を見たときに、肩と耳が同じラインにくるように意識するのがおすすめです。また、頭から一直線に、上から糸で吊られているような感覚でいると、綺麗な姿勢を保てます。
3.撮影前に鏡を見てチェックする
撮影する前に、必ず鏡を見て身だしなみのチェックをしましょう。自分では完璧だと思っていても、移動中に乱れてしまう可能性があります。チェックの際は、以下の点に気をつけて確認しましょう。
- ネクタイは曲がっていないか
- 服にほこりはついていないか
- 表情は不自然ではないか
- 前髪は乱れていないか
意外と自分では気づけないことも多いので、可能であれば誰かに確認してもらうのもおすすめです。
証明写真の撮り方に迷ったら転職エージェントに相談を
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証明写真は、転職活動において第一印象を決める重要な要素です。ここで出遅れないためにも、基本的なルールやポイントは押さえてから撮影に臨みましょう。
「どうしても写真がうまく撮れない」「書類選考がなかなか通らない」と感じている方は、転職エージェントへの相談を検討してみてはいかがでしょうか。アデコでは、さまざまな業界に合わせた最適なアプローチを提案しています。
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