中途採用で受ける適性検査の種類7選!対策方法と注意点を徹底解説

「適性検査が苦手で、毎回不安になる」
「どんな問題が出るのか想像がつかない」
「効率のよい対策方法が分からない」

多くの企業が中途採用において選考の判断基準として適性検査を実施しています。

ところが、種類も多く適切な対策が取れずに苦手意識を抱いている方も多いのではないでしょうか。そこで、この記事では以下の内容について解説します。

  • 適性検査の概要
  • 適性検査の代表的な種類
  • 能力検査の対策方法
  • 性格検査の対策方法
  • 適性検査の注意点

適性検査で不合格にならないためのポイントを知りたい方にとって、必見の内容です。ぜひ最後までご覧ください。

中途採用で受ける適性検査の概要を解説

適性検査は、応募者の能力や資質を測るために行うテストです。適性検査の種類によって異なりますが、性格検査と能力検査の二部構成が一般的です。

性格検査では、主に以下の内容を測定します。

  • 仕事への取り組み方
  • パーソナリティ
  • ストレス耐性

能力検査では、主に以下の内容を測定します。

  • 一般常識
  • 物事を処理・判断する力
  • 知識を応用する力

転職活動における適性検査の概要について、より詳しく解説するので、ぜひ最後まで確認してくださいね。

1. 中途採用で適性検査を受けるタイミング

適性検査は、書類選考を通過したのち、一次面接前に行われることが多いです。企業が適性検査をどの程度重要視しているのかによっても行うタイミングは変わり、最終面接前や書類選考と同時に行う場合もあります。

2. 中途採用で適性検査を行う目的

中途採用における適性検査は、主にネガティブチェックの役割が強く、実務での対応力を完全に評価することは難しいため、中途採用で重要視されることは少ないと言えます。あくまで企業との相性や一定の思考力があるかを確認するためのものであり、結果が原因で不採用になることは少ないと考えてよいでしょう。

3. 中途採用における適性検査の形式

転職活動において行われる適性検査の形式としては、以下の3つが挙げられます。

  • Webテスト
  • テストセンター(パソコン)
  • テストセンター(マークシート)

高い集中力が求められる適性検査において、環境は非常に重要です。テストセンターでの受験が初めての場合、戸惑うことがあるかもしれません。そのため、出題傾向や時間配分の仕方、パソコン操作に慣れるために、本番さながらの環境を作り練習しておきましょう。

【例題あり】中途採用で受ける適性検査の種類7選

「中途採用の適性検査にはどんなものがあるの?」という方のために、こちらでは代表的な適性検査の種類を紹介します。

  1. 1. SPI
  2. 2. 玉手箱
  3. 3. CAB・GAB
  4. 4. TG-WEB
  5. 5. V-CAT
  6. 6. クレペリン検査
  7. 7. CUBIC

それぞれ特徴が異なるので、どの適性検査を受けることになっても対応できるよう準備しておきましょう。それぞれ詳しく解説していきます。

1. SPI

リクルートマネジメントソリューションズが提供している試験で、適性検査の中でも知名度が高く、導入している企業が多いテストです。言語・非言語の2種類の能力検査と、性格検査を実施します。企業によっては能力検査の中で、英語や構造把握の問題を出題することもあります。

65分で行われるWebテスト形式と、105分で行われるテストセンターでのマークシート形式があります。また、Webテストの場合は1題ごとに制限時間が設けられている点が特徴です。

【例題-非言語】
P、Q、Rの3人がジャンケンをした。1回目は2人が勝ち、2回目は勝負がつかなかった。このとき、次のことがわかっている。なお、3人が同じものを出したか、3人とも違うものを出した場合は勝負がつかないものとする。

1:Qは2回ともチョキを出した
2:Rは1回だけパーを出した
3:1回目にPはチョキを出した

2回目のジャンケンについて、必ずしも誤りとはいえない推論はどれか。AからHの中で1つ選びなさい。
ア:Pはパーを出した
イ:Rはチョキを出した
ウ:Rはパーを出した

A:アだけ
B:イだけ
C:ウだけ
D:アとイ
E:アとウ
F:イとウ
G:アとイとウ
H:必ずしも誤りとはいえない推論はない
(正解)D

2. 玉手箱

日本エス・エイチ・エル社が提供する玉手箱は、計数と言語からなる能力検査と、性格検査で構成されています。問題数が多く、1問にかけられる時間が短い点が特徴です。

計数では図表の読み取りが出題されます。制限時間は短いですが、シンプルな問題が多いので焦らず的確に処理していくことが重要です。

【例題-計数】
20×◎÷0.4=25

1)1/2
2)5/4
3)5/8
4)2/5
5)3/4
(正解)1

3. CAB・GAB

日本エス・エイチ・エル社が提供する試験で、CABとGABでは出題される科目が異なります。CABはSEやプログラマーなどの技術職の選考で用いられることが多く、GABは総合職の選考でも実施される試験です。

CABは能力検査に以下の4つの分野が含まれます。

  • 四則演算
  • 法則性
  • 命令表
  • 暗号

GABは能力検査で言語理解と計数理解を実施します。特殊な問題形式が多いため、事前に問題集等で慣れておくのがおすすめです。

【例題-CAB-法則性】

上側の図形群の論理的な並び方を満たす図形を、A~Eの中から1つ選びなさい。

(正解)B

4. TG-WEB

ヒューマネージ社が提供する試験で、従来型と新型の2つの形式があります。新型はシンプルな問題を短時間で多く処理することが求められる一方で、従来型は数が少ないものの難易度の高い問題が出題されます。

現在も従来型が主流のため、基本的には従来型の対策をしておくのがおすすめです。自宅受験の場合、AI監視がつく可能性があります。計数・言語からなる能力検査と、性格検査が実施されるのが一般的ですが、企業によっては英語を実施することもあるので、事前に確認しておきましょう。

【例題-計数】
20代と30代の男女、合わせて60人があるイベントに参加した。参加者のうち、男は40人、20代は28人、帽子をかぶっている人は14人だった。また、30代の女は11人、帽子をかぶっている20代は9人だった。このとき20代の男は何人いるか。

1:18人
2:19人
3:20人
4:21人
5:22人
(正解)2

他の試験では珍しい立体図形に関する出題などもあるため、問題集等で入念に対策しておくのがおすすめです。

5. V-CAT

株式会社エスケイケイが提供する適性検査で、性格検査に特化した試験です。「持ち味」と「メンタルヘルス」を把握するために行われ、ペーパー受験のみで行われています。

内容は単純な暗算問題で、回答の正確性だけではなく筆圧や筆跡を専門家が分析することで受験者の特性を検査します。特別な対策は不要なので、当日落ち着いて望むことを意識しましょう。

6. クレペリン検査

内田クレペリン検査と表記され、日本・精神技術研究所が提供する適性検査です。心理検査とも呼ばれ、紙と鉛筆で簡単な一桁の足し算を計30分間続けます。

身体的なストレスや作業負荷をかけることで、業務上の能力や性格を特定します。官公庁や医療現場など、集中力が重視される現場の採用プロセスにおいて実施されることが多いです。

特別な対策をする必要はないですが、当日に集中力を発揮できるよう、コンディションを整えておきましょう。

7. CUBIC

CUBIC社が提供する適性検査で、能力検査と性格検査で構成されています。能力検査には、以下の5つの科目が含まれます。

  • 言語
  • 数理
  • 図形
  • 論理
  • 英語

英語以外の4科目には更に基礎編・応用編・総合編といった3種類の難易度があり、企業側が選択する仕組みです。

【例題-数理】
一辺が5cmの立方体と、3cmの立方体の、体積の差はどれか。

1:98
2:87
3:102
4:76
5:105
(正解)1

【能力検査】中途採用における適性検査の対策方法を原因別に解説

「能力検査が苦手」という方のために、こちらでは原因別の対策方法を解説します。

  1. 1. 問題がわからず解けない場合
  2. 2. 時間内に終わらない場合

自分の得点が伸びない原因を考え、効果的な対策をとりましょう。

1. 問題がわからず解けない場合

「問題が理解できない」「うまくいかなかった」と感じた方は、解き方がしっかり身についておらず、慣れが足りていない可能性があります。

適性検査の問題にはパターンがあり、それぞれの解法を覚えておくことが非常に重要です。また、特殊な出題形式であったり解くスピードが求められる場合、慣れが成績に大きく影響します。

まずは問題集を1冊購入し、出題形式を理解することから始めましょう。解説をよく読み、解き方をしっかりと頭に入れ、同じ問題を繰り返し解くことで慣れていくのが効果的です。

2. 時間内に終わらない場合

「最後まで辿り着かず点数が伸びない」という方は、時間配分を見直しつつ適性検査に慣れることが重要です。

適性検査ごとに制限時間が異なるため、まずは自身が受験する試験で「1問あたりにかけられる時間」を割り出しましょう。練習時から制限時間を設けて、素早く解くことを意識して練習するのがおすすめです。

また、言語検査は文章を読むスピードを上げることが非常に効果的です。普段から読書量を増やすなど、文章に対する耐性をつけていきましょう。

【性格検査】中途採用で受ける適性検査のコツを紹介

「能力検査の手応えはあるのに通らない」という方は、性格検査で落とされている可能性があります。嘘をつくことはおすすめしませんが、ある程度企業が望む回答を考えながら受ける必要があります。

  1. 1. 企業が求める人物像に沿った回答をする
  2. 2. 一貫性のある回答をする
  3. 3. 極端な回答をなるべく避ける

こちらで解説するコツを押さえておきましょう。

1. 企業が求める人物像に沿った回答をする

企業のウェブサイトなどを活用して、事前に応募先企業が求める人物像を把握しておくことが大切です。また、説明会などに参加し、どのような社員が多いのか、企業の雰囲気をつかんでおくことも有益です。

【例】

  • リーダーシップを重視
  • 協調性を重視
  • 挑戦が好きな人が多い
  • 穏やかな人が多い

性格検査を受ける際は、企業が求める人物像になりきったつもりで受けましょう。

ただし、あまりにも自分の性格や価値観と異なる回答をしてしまうと、入社後のミスマッチにつながってしまうため、嘘をつくことは避けましょう。

2. 一貫性のある回答にする

検査では、似たような問題が出てくることがあります。そこで真逆の回答をしていると、一貫性がないとみなされて、低評価をされてしまう可能性があります。自己分析を事前にしておき、自分にとって譲れない軸を明確にしておきましょう。特に、企業が求める人物像に合わせすぎた結果、回答に矛盾が生じるということもあるので、注意が必要です。

また、適当に回答していくのではなく、回答した項目について思い出しながら回答を考えるのもおすすめです。

3. 極端な回答をなるべく避ける

「絶対にルールを守りたい」「間違ったことは絶対に許せない方だ」など、極端な回答を繰り返すと融通の効かない人だと思われてしまう可能性があります。自分の譲れない軸に関する質問では強い回答をしてもよいですが、すべての質問で極端な回答をするのは避けましょう。

一方で曖昧な回答ばかりでも自身の特性が伝わらないため、設問をよく読んで見極めることが重要です。

中途採用における適性検査の注意点3選

ここでは、適性検査で特に注意すべきポイントを解説します。意外と見落としがちな事項であり、これが原因で不合格になることもあるため、しっかり確認しておきましょう。

  1. 1. 監視つきのWebテストでは細心の注意を払う
  2. 2. 解答集は使わない
  3. 3. 面接対策をおろそかにしない

それぞれ詳しく確認していきます。

1. 監視つきのWebテストでは細心の注意を払う

TG-WEBなどの一部のWebテストには、AIによる監視が付いている場合があります。背景に物を置いてはいけないなど、厳格なルールが設けられているのが特徴です。
不審な動きをすると成績に関わらず不合格になってしまうので、試験中はなるべく画面外で動かないようにしたり、考える際も目線を外したりしないようにしましょう。

2. 解答集は使わない

SNSなどで適性検査の解答集を配布していることがあります。一見、非常に便利で効率よく対策できるように見えますが、利用はおすすめできません。

企業側は解答集の存在を把握しており、回答時間が異常に短い場合には即不合格にしたり、問題の一部を変更したりするなどの対策を講じています。そのため、解答集を使うことで逆に成績が悪化するリスクがあります。

解答集に頼らず、自分の力でしっかりと対策を行いましょう。

3. 面接対策をおろそかにしない

適性検査に苦手意識を持つ人が陥りがちですが、適性検査対策ばかり行い、面接対策をおろそかにすることはおすすめできません。

転職の採用プロセスにおいて、通常は適性検査よりも面接の比重が大きく設定されています。適性検査を通過しても、面接対策ができていないと採用はしてもらえません。適性検査対策に時間を費やしすぎないよう、時間管理を行うようにしましょう。

中途採用の適性検査に落ちるときは転職エージェントを利用しよう

「対策はしているけど適性検査に落ちてしまう」という方は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。適性検査に関しても熟知しており、あなたに合った対策方法を提案できます。

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