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「生きがいと仕事のやりがい」についてのアンケート結果

派遣社員の皆さまに「生きがいと仕事のやりがい」についてアンケート調査を実施した結果です。この結果を見て、グローバル人事コンサルタントの奥山由実子先生から総括コメントをいただきました。これからの人生の質を向上させるためのヒントになるかもしれません。充実した豊かな毎日を過ごすためにも「生きがいと仕事のやりがい」について、一度振り返ってみませんか。

「生きがいと仕事のやりがい」についてのアンケート 調査概要

  • 調査対象:Adecco/AKKODiS派遣社員
  • 調査期間:2023年4月20日~5月14日
  • 有効回答数:358人

アンケート結果より 

アンケートの結果より、次の3つのことに注目しました。

  • 回答された方のほぼ全員が仕事のやりがいは必要と回答
  • 生きがいを持っていると回答した方、それ以外の方が均衡している
  • 生きがいがない、わからないと回答した方も仕事のやりがいは必要だと感じている

生きがいとは、楽しさや幸せを感じられるもの、仕事のやりがいは充足感や手応えを感じられるものです。生きがいと仕事のやりがいはリンクしており、生きがいによってプライベートが充実することで仕事にも意欲的になれますし、仕事を楽しめることでプライベートも満たされます。このように、「生きがい」と「仕事のやりがい」はプライベートと仕事の両方のクオリティーを上げることができるので、生きがいに対し迷いがあると回答された方々も、幸せを感じられる“何か”を見つけられたらいいなと思います。また、やりがいある仕事にするために努力をしていることは、自身の強みであり、自分の価値を作っているセルフブランディングの一環といえるのでぜひ続けていってほしいですね。

今回のアンケートでは回答者の9割が仕事にやりがいは必要と感じており、やりがいのある仕事にするために、自己管理の徹底や自律性を高めるなど自身で工夫しているという回答が多くみられました。生涯労働時間は約10万時間と言われています。この時間をポジティブで楽しい時間に変える努力の姿勢はとても素晴らしいと思います。

Q1.生きがいを持っていますか?

持っている 59.5% 持っていない 8.4% どちらともいえない 27.4% わからない 4.7%

Q2.前問で「生きがいを持っている」と回答された方へ
何に生きがいを感じていますか?(複数回答)

趣味・レジャー 137人 学習・学び 98人 仕事 94人 家族 93人 家族以外の人の交流 62人 子ども・子育て 50人 ペット 44人 習いごと 32人 スポーツ 28人 その他 8人

Q3.今の仕事でやりがいを感じる瞬間はありますか?

よくある 22.3% たまにある 49.4% ほとんどない 19.3% ない 8.9%

Q4.仕事において、やりがいは必要だと思いますか?

必要だと思う 94.7% 必要だと思わない 5.3%

Q5.前問でそのように回答した理由は?

【「やりがいは必要だと思う」 主な理由】

  • やりがいを感じる方が楽しいから
  • 達成感を得たい、スキルアップしたい
  • 毎日が充実した感覚になる
  • 生き生きと生活することが大切だと思うからです
  • やりがいがないと毎日の仕事が億劫に思えてくる気がします
  • 仕事は人生の中で相当長い時間を費やすものなので。人生を豊かにするため
  • 楽しみを感じないと、長続きしない
  • やりがりとはモチベーションや活力は仕事に対する力になります
  • どんなお仕事もやりがいやモチベーションの元となるものがなければ長くは続かないと思うからです
  • 何かひとつでも小さなことでもやりがいがあればモチベーションも上がるのではないかと思います
  • 仕事のやりがいがあることで、責任感や向上心が芽生え自分が成長できるから
  • お金も重要ですが、それだけだと物足りなさが出ると思うから
  • 自分がそこにいる意味があると思えるから
  • 生活のために仕事をしているけど、それだけだと自分の存在意義が分からなくなるから
  • 役に立っている、必要とされていると感じることで仕事のモチベーションが上がり、仕事の効率も上がるから
  • 生きる上で感動は必要で、やりがい≒感動だと思うため
  • ただ与えられた事だけを淡々と行うより、確実にスキルアップにも繋がるような業務を遂行する方が前向きでいられるため
  • やりがいを見つける事でストレスの軽減に繋がるだけでなく、楽しく仕事ができ、達成感が得られる
  • さらなる高みを目指し自己研鑽を繰り返すスパイラルが生まれない
  • 生きがいのような楽しさが加わると大変な仕事が喜びになるからです
  • 一日の数時間をイヤイヤ過ごすのは自分にとっても周りの人にとっても良くないと思うから

【「やりがいは必要だと思わない」 主な理由】

  • やりがいがプレッシャーに変わることもあるため、必ずしも必要ではないと思うから
  • 仕事=人生ではないから。仕事以外にやりがいや生きがいがあるため仕事には必ず必要だと思わない
  • やりがいを求めて仕事をすると失敗すると思う。肩の力を抜く事が大事
  • 仕事そのものには、やりがいは不要です
  • やりがいがなかったとしても、やるべきだから

Q6.やりがいのある仕事にするために実践していることがあれば、教えてください。

「やりがいのある仕事にするために実践していること」を以下の8つに分類しました。それぞれの項目は回答数の多い順に、①から⑧で表示しています。具体的な回答内容は下表をご覧ください。

①自己管理や自律性を高める 112人 ②自己成長やスキルアップの機会を追求 37人 ③チームへの貢献 25人 ④チームワークのためのコミュニケーション重視 ⑤顧客等との関わりを重視する 19人 ⑥目標や期待の明確化 18人 ⑥目標や期待の明確化 6人 ⑦自分の興味や経験に基づいた仕事を選ぶ 2人 ⑧ワークライフバランスを大切にする 1人 計 220人

①自己管理や自律性を高める
  • 自分のメンタルケアを怠らないこと
  • ミスがないように、スケジュールを守って、誠実に取り組む
  • 自分の考えをポジティブ そして姿勢を正しく マイナス思考にならないということを常に心がけております
  • まずは、その仕事の中に自分の興味をもつものを見つけ、そこから取り掛かる
  • 手抜きをしない仕事をする。相手の為を思って対応する
  • 基礎をしっかり身につけた上で、ちょっとずつチャレンジすること
  • 自分が受けた以外の仕事にも目を向けて行く事を心掛けております。自分に全く関係ない事はほとんど無いと思っています。周りの変化や状況を知ろうとすれば、自分がどうすれば良いかを見つけるチャンスが巡ってくるはずです
  • プラスアルファの努力。人に惑わされない
  • 書類のWチェック、人が見てどう思うか?を考えて仕事をする
  • 対応したことがなく不安な業務でも、好奇心を持って積極的に取り組むこと
  • 悔いのないように、その時のベストを尽くす
  • 指示通りに動くだけでなく、深く考えてより良い結果を導ける方法がないかと考える
  • 自分から積極的に仕事を探す。新しい業務も自分から聞くようにしている
  • 同じ質問を何度もしないように、メモを取った後すぐに、読める程度のマニュアルに清書します。その時は時間がかかりますが、次に同じ作業するときにはすぐ使えます
  • 仕事の全体像の把握、周りのニーズをよく観察して把握する
  • 物の見方やアプローチを変えること
  • 難しい事も、嫌な事も、それをクリアする事に楽む様にしています
②自己成長やスキルアップの機会を追求
  • 自己研鑽、勉強会やセミナーに参加して自分が納得のいく仕事ができるようにアップデートしています
  • 自身の知識やスキルを常にアップデートするよう努めている
  • 仕事に関わるスキルアップのために読書
  • 常に疑問を、とことん調べる。本を、いろんなジャンルをたくさん読む
  • 仕事の効率化や簡便化を可能にするために、PCスキルの向上を心がけています
  • 同じ所に留まらず、新しいことを自身・仕事・作業に取り込むことを心がける
  • 貪欲に学び吸収する姿勢
  • 何事にも興味を持って知識を増やしていく事がやりがいに繋がっていると思います
  • 案内がスムーズにできるように知識を深め、トークをブラッシュアップするよう心がけている
③チームへの貢献
  • 自分だけでなく職場の皆さんの業務改善につながるような工夫をしている
  • お客様、社内担当者から相談された内容はダメ元でも出来る範囲でトライしてます
  • 目配りと気配り。周囲の方々の行動や言動にも感覚を研ぎ澄まし、次に起こるであろうことを様々なパターンで予測しながら自身の業務を先ずは着実に遂行すること
  • 職場の皆さんやお客様のために自分が今何をすべきか常に考えながら真摯に誠実に業務に取り組むこと
  • 頼まれた以上のことをやる。効率よく考えて進めていくこと
  • どんな仕事でも社会に役立っていて大切と思う
  • 人の役に立つことを探す
  • 派遣だからと遠慮せず、思うことや改善提案などを率直に現場で口にすること
  • 達成感を持つ。嫌なことこそ引き受けて改善につなげる
④チームワークのためのコミュニケーション重視
  • コミュニケーションを積極的に取る。挨拶は元気良くする
  • アサーティブなコミニケーション
  • 誰とでも気軽にコミュニケーションを取れる関係を築いておくこと
  • チーム内のメンバーとコミュニケーションをよく取って作業にあたる
  • 何かあれば直ぐ上司に相談する。隠さず正直に何でも相談し、基本を大切にする
  • 職場仲間達との良好な関係をベースに効率化を図る事です
  • いい仕事をするにはまずコミュニケーションからと思っているので、自ら挨拶し、会話しやすい人であるよう心掛けています
⑤顧客等との関わりを重視する
  • もっと、ゆっくり適確にお客さんと同僚に接しています
  • ルールの範囲内ですが、困っている方の立場になって考えること
  • 職場の人や、お客様との会話のキャッチボールを大切にしています
  • 接客ではお客様に喜んで頂けるように常に気配りを、職場内では良い環境である様に努力するように心掛けている
  • 緊張している患者様にやさしい声で寄り添って対応しています
  • 常にお客様の立場にたって、笑顔で接すること
  • 相手の立場に立って考え、言葉を発するように心がけている
⑥目標や期待の明確化
  • 年度単位で目標を立て、実行し、成長を感じられるようにする
  • 小さな事でも課題を設け達成する
  • その仕事の一番大事な点は何か、何が一番の目的になるかを理解することです
  • 作業を作業のままにせず、何のためにやっているのか、目的を明確にして求められているものを想像して物事を進めること

Q7.年代について

50代 46.6% 40代 28.8% 60代以上 14.8% 30代 7.5% 20代 2.2%

Q8.職種について

事務系 54.7% 営業・販売系 10.9% IT系 3.6% 製造・物流・軽作業系 3.6% その他 27.1%

Q9.継続年数について

1年未満 46.6% 5年以上 17.3% 1~3年未満 14.8% 3~5年未満 6.4% 求職中・その他 14.8%

アンケート総括

奥山 由実子(おくやま ゆみこ)

株式会社カルチャリア 代表取締役社長
情報経営イノベーション専門職大学 客員教授

グローバル人事コンサルタント

奥山 由実子

奧山由実子先生にご登壇いただいたアデコオリジナルのeラーニング「モチベーションアップ講座」を、いつでもすき間時間を使って学ぶことができます。

モチベーションアップ講座
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