- Q.セレンディピティという言葉を初めて聞いて、日ごろから感じられるようになりたいと思いました。セレンディピティを導くためには、日常のどんなことに目を向けたらいいのでしょうか?
-
A.
セレンディピティ※という言葉を聞いて何かピン!とくることがあったのでしょうね。
実は私もセミナーのお題にと言われて初めて聞いた言葉でした(笑)。その意味を調べると
『ふとした偶然をきっかけに、幸運をつかみ取ること』
ステキな偶然に出会ったり、予想外のものを発見したり、何かを探しているときに探しているものとは別の価値があるものを偶然見つけることです。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
セレンディピティは偶然がもたらす幸運。日ごろからそれを感じるには、どうやらその“偶然に気づく”必要がありそうです。
偶然は「たまたま」「思いもよらなかった(思いがけず、図らず)」「~するつもりは無かったのに」と表現されています。例えば、
- ちょっと一息と入ったカフェ。たまたま隣り合わせになった人が私のお気に入りの本を読んでたから、思わず声をかけちゃった!そしたら連絡先交換しよーってことになって、LINEで連絡しあうようになったんです。
- 同僚に何の気なしに休日に出かけた美術館のことを話したら、その人も芸術系が好きだったみたいで意気投合!普段は近寄りがたくてとっても気を遣ってたけど、いまは全然平気です。
- 何度もしつこくオンライン飲み会に誘われて、さすがに断りにくくなってきたので、ちょっと顔を出してすぐに退室するつもりで参加。すると、まさかの人がそこにいてビックリ!長居するつもりはさらさらなかったのに、意外な人との交流に充実した時間を過ごすことができました。
というようなことでしょうか。
偶然に気づくためには「自分のステキ」を知ることと行動が必要不可欠です。
- 1自分が何をステキと思うかを知り
- 2そのステキを発信(=行動)して
- 3あらゆるところにアンテナを立てて
- 4ステキに対する感性を磨いていく
この結果が「セレンディピティ」につながります。行動した結果が偶然につながることも多々あります。
そして、ステキに対する感性を磨くには、いままで経験してきたことの中から、
- これはとても大切にしたいこと
- それはなくても影響はない
- あれはもういらない
を明確にすることができれば、日ごろどんなことを心がけたらいいのかが見えてくるように思います。
偶然は日常の連続の中でもたらすものです。その偶然に気づかなければセレンディピティにも至りません。ステキの感性を磨く日ごろの心がけを大切に過ごしたいものですね。- ※セレンディピティの語源(フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」)
イギリスの政治家にして小説家であるホレス・ウォルポールが1754年に生み出した造語であり、彼が子供のときに読んだ「セレンディップの3人の王子(The Three Princes of Serendip)」という童話にちなんだものである。
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