強みについて

Q.【NEW】強みを活かすというのは、人から見た強みを業務でどのように活かせるか、相手の立場に立って考えるということでしょうか?
A.
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早坂先生からの回答

相手の立場に立って考えるというよりも、相手に自分の強みのかけらを教えてもらうというスタンスです。極端なことを言えば、あなたの存在そのものが強みと考えるといいでしょう。

自分が着目したりこだわっているものと、相手が見ているあなたの行動が異なっている場合があります。
例えば、自分は相手にうまく説明することがとっても苦手(と感じている)だから教育係はムリなのに、いつも自分が担当になってしまう。データ処理や資料作成のように黙々と作業する方が得意なのに…でも周りの人は「教え方がとても上手」だと評価している。わからない人の目線で話してくれるから分かりやすいし、何より安心できる。新しく配属された人の教育係にはピッタリな人材だという。
どうやら、周囲は自分の「教え方が上手」とか「安心できる」という強みのかけらに期待しているようです。だけど、自分は黙々と作業したい“なりたい自分”を優先したい。
さて、どうやって折り合いをつけましょうか。

この“折り合いをつける”ということ。
どんな場面でもとても大切なことですが、実は一番難しいことでもあるんです。
相手が折れれば勝った!とか、自分が折れたら負け…と感じてしまう人がなんと多いことか。
自分の意見を押し通すこと・相手を負かすことに力を入れる人もいれば、争いを避けて自分が我慢してしまう人もいます。このほとんどが無意識なんです。
極端な例ですが、上司によっては部下が意見具申したらとんでもないこと(担当業務の変更や人事異動など)に発展してしまった…というようなことを耳にしたこともあります。
そうならないためにも、相手に自分の強みのかけらを教えてもらって、自分自身が強みのかけらを自覚するというステップが必要です。もちろん相手も同様で、相手にも強みのかけらを知ってほしいと私は思っています。だから私は強みのかけらを極力伝えるようにしています。
お互いが強みを知り合えれば、折り合いをつけながらお互いの強みを活かしあえる関係につながります。

さあ、あなたは周りの人がいうあなたの「〇〇がいいよね」をどれくらい知っていますか?
その〇〇を信じて行動していく先に、自分が目指すものと融合したあなたらしさが一段と輝くことでしょう。

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