【北信越】2024年12月
派遣の職種別平均時給
北信越エリアでは、派遣平均時給がIT系やメカトロニクス・エレクトロニクス系の職種で特に⾼く、技術⼒や専⾨性を要する職種への⾼い需要を反映しています。
大企業に加え、中小企業の人材・ノウハウ・スキル不足が大きな課題となっているため、中小企業向けのIT・技術支援を行うことが、北信越エリアの中長期的な市場拡大にもつながると考えられます。
参考・出典:ウェブ掲載派遣求人情報より弊社が集計(2024年11月時点)
平均時給の推移
派遣社員の平均時給の推移をオフィスワーク系を例にとって見てみると、全職種平均と比べると2024年に入ってからも引き続き上昇傾向にあることがうかがえます。オフィスワーク系の平均時給は、3年前の2021年10月と比較すると+7%増となっています。事務系職種に関しても、専⾨職種の成⻑に伴いその需要が増加する傾向にあるため、市場動向を捉え、ニーズに応じた⼈材戦略を⽴てることが重要です。
10月から実施され、全国平均として過去最大となった最低賃金の引き上げや、「年収の壁」への政府の対策など、賃金は以前にも増して重要な論点となっています。
参考・出典:エン派遣「2024年10月度 派遣社員の平均時給は1,701円 4ヵ月連続で1,700円台を記録。」
有効求人倍率の推移
2024年7月の有効求人倍率は、新潟県が1.48(前月比+0.02)、富山県が1.37(前月比+0.01)、石川県が1.59(前月比+0.06)、福井県が1.77(前月比-0.01)、山梨県が1.29(前月比+0.04)、長野県が1.31(前月比+0.01)となりました。今年1月の能登半島地震による影響を強く受けた石川県の有効求人倍率は年の後半に掛けて回復傾向を示しますが、奥能登地域では企業が9月の豪雨の影響を受けて前月を下回るなど、地域によって差が生じています。
物価の高騰や円安なども引き続き労働市場に影響を与えており、今後の動きに注視が必要です。
参考・出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」
職種別派遣平均時給は、広範なエリアと⼤まかな職種分類に基づく参考値であり、職種⽐較としてご覧ください。実際の⼈材ニーズにはさらに詳細な確認が可能です。特定の要件や地域・業界特有のニーズに合わせて、最適な⼈材をご提案いたします。ご検討中の職種や⼈材に関するご相談は、営業担当またはお問い合わせフォームまでお気軽にお寄せください。