地域別 労働トレンド情報

【近畿】2024年12月

派遣の職種別平均時給

関西圏エリア別賃金によると、パート・アルバイト賃金が関東圏を上回る状況になってきており、派遣時給に関しても影響が出てくると予測されます。近畿内では、来年4月に開幕する大阪・関西万博の影響もあり大阪府がほとんどの職種で最も高い時給水準を示しました。

職種別平均時給表

参考・出典:ウェブ掲載派遣求人情報より弊社が集計(2024年11月時点)

平均時給の推移

派遣の平均時給の推移を見てみましょう。2024年10月を3年前の2021年10月と比較すると、全職種平均は+4%、オフィスワーク系は+7%、営業・販売・サービス系は+6%の増加となりました。

大阪・関西万博に向けて、既に多くの求人募集が開始しており、時給2,000円以上の求人が多く見られております。今後、更なる競争激化、時給高騰、売手市場の加速が予想されますので、求人戦略や既存の派遣社員に対しての待遇改善の検討が必要となります。

最低賃金の引き上げや「年収の壁」への政府の対策など、賃金に関する議論は全国的に行われていますが、関西圏に関してはさらに大阪・関西万博への勢いがあり、時給の大きな上昇に反映されています。

平均時給の推移

参考・出典:エン派遣「2024年10月度 派遣社員の平均時給は1,701円 4ヵ月連続で1,700円台を記録。」

有効求人倍率の推移

2024年10月の有効求人倍率は、大阪府が1.21(前月比+0.02)、京都府が1.23(前月比横ばい)、兵庫県が1.02(前月比+0.01)、滋賀県が1.03(前月比+0.01)、奈良県が1.17(前月比+0.02)、和歌山県が1.10(前月比-0.02)となりました。

物価の高騰や円安などが労働市場にも影響を与えており、今後の動きに注視が必要です。

エリア別有効求人倍率の推移

参考・出典:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」


職種別派遣平均時給は、広範なエリアと⼤まかな職種分類に基づく参考値であり、職種⽐較としてご覧ください。実際の⼈材ニーズにはさらに詳細な確認が可能です。特定の要件や地域・業界特有のニーズに合わせて、最適な⼈材をご提案いたします。ご検討中の職種や⼈材に関するご相談は、営業担当またはお問い合わせフォームまでお気軽にお寄せください。

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