ウェルビーイングという言葉をご存じでしょうか?これは心身ともに良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」とも翻訳されます。働く場面でのウェルビーイングを考えてみると「働く人自身が自分の仕事の意味・意義を感じながら、いきいきと活躍することで、喜びを感じられる状態」ということになります。このような状態になるには、まずは自分の価値観を知ることが大切です。アデコは、自分らしくいきいき働くために欠かせない大切な価値観を一緒に見つけていきたいと考えています。このページでは、やりがいタイプを見つけて、自分らしく働くためのヒントをご紹介します。
目次
やりがいを感じるのはどんな時?
アデコでは、ご登録いただいた皆さまにより自分らしく、いきいきと働いていただくために、どのようなことに”やりがい”を感じられるかをお伺いしています。でも、「何にやりがいを感じるか」なんて、普段あまり考えないですよね。
そこで今回は、早川さんというある派遣社員の方が、実際にお仕事の中でやりがいに気付いた瞬間をご紹介いたします。
ぜひご自身のやりがいタイプを考えるヒントにしてみてください。また本文の最後に、自分のやりがいタイプを見つけるための簡単なワークがございます。こちらもぜひ挑戦してみてくださいね。
【早川さんの例】自分の“やりがい”が見つかるのは、ふとした瞬間
「また、あしたから仕事かぁ。」
明日のことを考えると、日曜日の夜がすこし憂うつだった。
ある日、仕事中に、課長に呼び止められる。
私、なにかしたかな。
「早川さん!こないだの請求書、宛名のミスに気づいてくれてありがとう! おかげで、初めての取引先の印象を悪くしなくてよかったよ。 早川さん、仕事が丁寧だし、締め切りに遅れないし、いつも助かっているよ!ありがとう!!」
思いがけない一言がなんだか誇らしく、同時に心がむずがゆくなる。 久しぶりに「仕事をしていてうれしい!」の感覚があった。
心が動いた瞬間を深堀してみると…
その日の夜、少し考えてみる。
- 私の仕事が役に立っていることがわかってすごくうれしかった
- 自分の仕事が意味のあるものになっていることが誇らしかった
自分にとっての仕事のやりがいを言葉にしてみると、なんだか少し、やる気が出てきた。
あした、ファイリング見直してみようかな。
自分のやりがいがわかったことで、少し憂うつだった日曜日の夜が、明日が楽しみな夜に変わった。
早川さんの気づいたやりがいとは…
早川さんは課長の一言をきっかけに「役に立っている実感があること」が自分の仕事のやりがいであると気づきました。 この「役に立っている実感があること」のような、自分にとって大切なやりがいを意識すると、いきいきと働けるお仕事がより見つかりやすくなります。
今回はお仕事をしていてうれしい時を思い浮かべて、自分がどのやりがいタイプになるのかを一緒に考えてみましょう。
自分のうれしさを思い出してみよう!
仕事をしていてうれしい!わくわくする!と感じた時のエピソードを思い出してみましょう。 わくわくする気持ちはどの言葉に近いでしょうか?
- 信頼できる仲間がいることでやる気が出る
- 一緒に協力して仕事ができるのがうれしい
どれか近いものがあったのではないでしょうか? 自分で振り返るのが難しい時は、気心が知れた方に「どれが一番近いと思う?」と聞いて、客観的に考えてみることもヒントになりますよ! また「いまの仕事ではあまり感じないけれど、この感情を持って働けるとうれしいだろうな」と思った方も大正解です。 ぜひ、このやりがいタイプを条件の一つとしてお仕事探しをしてみてください。
「いきいき」と働くヒントはお仕事探しにも生かせます
今回「お仕事の中でうれしさを感じる時」について、考察することをおすすめしました。お仕事の中で「うれしい!わくわくする!」と思える、やりがいタイプが一致するお仕事を選ぶことで、より満足度が高く、長く続けたいと思う仕事に出会える可能性が高まります。 ぜひ早川さんのように、「お仕事をしていてうれしかった時」から見つけたやりがいタイプをお仕事探しのヒントにしてみてくださいね!!
Profile
Adecco キャリアコンサルティングスキル認定 2020年度 Platinum認定取得。 現在、求職者の方に向けたキャリアセミナーの企画やキャリアコンサルティングを担当している。また、派遣領域に留まらず、プライベートでも、パラレルキャリアで若年層を中心とした多角的なキャリア支援を精力的に行っている。
「なんで私、あんなに心が動いたんだろう?」