英語で書くビジネスメールの一般的な構成の中で、末文・結辞(Conclusion and Closing)について学びます。
英語で書くビジネスメールの一般的な構成は、敬辞(Salutation)、あいさつ(Greeting)、本文(Body)、末文・結辞(Conclusion and Closing)となります。
QUIZ青山さんは、ABC Corporationに英語でEメールを書くことになりました。ABC CorporationにEメールを送るのは、今回がはじめてで、ホームページに掲載されている、問い合わせ窓口のメールアドレスに送ります。
上記のメール(敬辞、あいさつ、本文)につながる、末文・結辞として、どれがふさわしいでしょうか。
- A.If you have any questions, please let me know.
Thank you & best regards,
Minami Aoyama
Easy 123 English - B.Thanks.
Minami - C.I am looking forward to your reply.
Thank you.
Sincerely,
Minami Aoyama
Easy 123 English - D.Thank you.
Best regards,
Ms. Aoyama
Easy 123 English
正解 C
今回は、Conclusion(末文:本文のまとめ)とClosing(結辞:結びのあいさつ)を紹介します。
ビジネスメールでは、通常、Conclusionでは、本文のまとめに"Thank you"を用い、Closingでは、敬辞に対応したあいさつと、自分の名前・会社名、必要に応じて連絡先などの情報を含めた署名を添えます。
この選択肢では、Conclusionで、メールの要件(ソフトウェアとサービスについての情報を送ってほしいという依頼)に対して、「返事をお待ちしています」という内容でまとめ、"Thank you"を用いて本文を締めています。
Closingでは、敬辞"Dear"に対応した"Sincerely ,"を用いて、名前と会社名を記載しています。"Sincerely ,"は、ビジネスシーンで用いられることの多いフォーマルな結びのあいさつです。
そのほかの選択肢についての解説
A:「ご不明な点がありましたら連絡ください。」というまとめは、メールの要件と合っていません。
また、“Thank you”と“Best regards”の組み合わせや、“&”という記号などの使用は、カジュアルな印象を与えるためふさわしくありません。
B: カジュアルな表現なため、ビジネスシーンには適していません。
D: Conclusionとしては問題はありませんが、自分の署名に“Ms.”“Mr.”を用いることはありません。姓と名で記載します。
ポイント
Conclusion:“Thank you”を必ず用いましょう。丁寧で、ビジネスに適しています。
Closing:結びのあいさつの最後には、必ずコンマを使用します。
署名(名前、会社名、連絡先)の前は必ず改行し、名前、会社名、連絡先の順で記載します。
なお、性別がわかりにくい名前(ルイ、レイなど)で性別を明確にしたい場合は、氏名の後ろに“Ms.”“Mr.”をつけることがあります。
- 【例】
- Sincerely,
Jamie Miller (Mr.)
ABC Corporation
Let’s Practice! さまざまなClosingを学びましょう
Closingは状況によって、使用する内容が変わります。
それぞれの状況でメールを送る場合にふさわしいClosingを、a~eから選んでください。
- 役職の高い相手や重要な取引先に送る、かしこまったビジネスメールのClosing
- 友人に送るカジュアルなメールのClosing
- 面識のある相手や、ある程度親しい間柄にある取引先の担当者に送るメールのClosing
- 相手の成功や多幸への願いを込める場合のClosing
- 取引先の担当者に送るビジネスメールのClosing
- a.Sincerely yours,
- b.Sincerely,
- c.Best regards,
- d.Regards,
- e.Best wishes,
- 回答
- 1-a, 2-d, 3-c, 4-e, 5-b