初めてでもできる！お客さまの住まいのニーズに応える
キッチン、バスルーム、トイレなど最先端の設備や、環境に配慮された最新の素材などが展示されたショールーム。ショールームコーディネーターは、こうしたショールームでお客さまに快適な住まいを提案する仕事をしています。「難しそう」、「専門的な知識がいるのでは」というイメージがありそうですが、インテリアに興味がある、接客経験がある、人と話すことが好きという方なら未経験であってもチャレンジすることが可能です。
ショールームコーディネーターは何をするの？
ショールームコーディネーターとは、ショールームに「家の新築にあたって快適な住まいにしたい」「家のここが不便で困っている」といった、漠然とした希望や問題を抱えて訪れたお客さまに対応し、豊富な商品の中からニーズにあった商品を提案をする仕事です。ショールームコーディネーターの仕事は、笑顔で明るく接客すること、お客さまの要望を聞き出すこと、商品の説明や提案、お見積もり作成、館内整備と多岐に渡ります。多くの場合、就業先の企業で充実した座学研修やOJT研修がありますので、未経験であっても安心してスタートすることができます。
（図：ショールームコーディネーターの仕事領域）住宅購入はもちろんのこと、たとえ小規模なリフォームであっても、それはお客さまの暮らしを左右する一大イベント。新たな暮らしへ踏み出そうとするお客さまに寄り添うショールームコーディネーターは、まさにライフスタイルのコンサルタントと言えるでしょう。
ショールームコーディネーターが扱うのは、キッチンやトイレ、お風呂といった水回り製品をはじめ、収納、床材、窓ガラス、玄関やテラス、そして外壁に至るまで、まさに住まいに関わるありとあらゆる商品です。商品知識は研修で覚えることができますので、お客さまとうまくコミュニケーションするスキルさえあれば、職種が未経験でも活躍することが可能です。
どんな人が向いているの？
ショールームコーディネーターの仕事には、インテリアコーディネーターなどの特別な資格は必ずしも必要ではありません。接客が好きで、お客さまに満足していただくことに、やりがいや楽しみを感じられる方であれば、資格は無くともスタートすることができます。
実際、ショールームで活躍されている方々の前職は、洋服やコスメなどの販売、旅行代理店、飲食店、商業施設などでの接客、メーカー、住宅、人材サービスでの営業、テレオペレーター、幼稚園の先生など、実にさまざま。その出身業界や経験職種は多岐に渡ります。
ショールームコーディネーターにとって大切なのは、お客さまの話に耳を傾け、お客さまの生活に共感する姿勢です。例えば、お客さまから「キッチンが汚れやすくて…」というお話があれば、「コンロの下に汚れが溜まりやすいですよね」と、共感してあげる。居間に飾りたい絵があり、「この絵にあわせたインテリアにしたい」というお客さまがいたら、絵のある暮らしを一緒に想像してあげる。そうすることで自然と話は盛り上がり、お客さまからも親近感を持ってもらえるのではないでしょうか。「生活に共感する力」を持つ方には、とても向いている仕事と言えます。
ショールームコーディネーターとして働くメリット
ショールームコーディネーターの大きな魅力は、未経験からステップアップしていくことができることです。多くのショールームでは、一人前のショールームコーディネーターになるための研修制度が整っています。座学や実際の商品を使ったロールプレイングなど、自社商品をはじめ、業界動向などの本格的な研修を受講できます。
また、ショールームコーディネーターの経験者は、結婚や出産などでブランクがあっても、再度ショールームコーディネーターとして採用されやすいというメリットがあります。求人自体も年々増加しており、長く安定して活躍できる仕事といえます。復職後は、フルタイムでさらに専門性を高めたり、プライベートとのバランスを取りながら、ライフプランにあわせた働き方をしたりなど、長期的なキャリアを考えることができます。
また、研修や業務を通じて、インテリアやエクステリアの知識やセンスが身につくので、ご自身の住宅購入時やリフォーム時に経験を生かすことも大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
お客さまのライフスタイルをより良くする喜びを感じられるうえ、自分のライフスタイルにも活用できるショールームコーディネーターという仕事。魅力的に思えてきませんか？
ショールームコーディネーターとして働くメリット
- 未経験からステップアップ可能
- 研修でスキルやセンスが身につけられる
- 復職しやすい
- 実生活にも役立つ
