「こころの健康」のお悩み・ご質問

Q.精神的なストレスが体に出やすいタイプで、ストレスのあることを考えないようにすると、ずっと寝たり、外を出なくなって太ってしまったり、無気力になります。また、会社で気に入らないことがあったり、解決できないことがあったりすると、帰宅後は解放感からたくさん食べてすぐ寝てしまい、食べ物が消化しきれず深く寝れない日々を過ごしています。
A.
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益子先生からの回答

精神的なストレスが何らかの症状としてからだにでることをどう捉えるか?ですね。わかりやすくからだに症状が出て、むしろ早く対策が講じられると考えることもできます。からだから発せられるサインを感知できることは素晴らしいことです。病気にならないようケアするのは大事ですが、ストレスを考えないようにするのは無理があります。無理があるから、回避したり不都合な行動をしたりしてしまうわけです。ストレスがないことのほうが不自然。ストレスがあっても大丈夫なからだづくりをしましょう。

周囲からの刺激に敏感に反応してしまうと、たくさんのエネルギーを消費して、疲れてしまいますね。その分、充電をしっかりする必要がありますし、余計な消費を防げるような工夫をするのも大事です。
自分にとってどうにもならないことがあった時、それとどう向き合い対峙するか。そういう自分の在り方を見つめ直してみましょう。自分にとって、仕事のどんなことがストレスなのか?でも、仕事が終わったときに解放されたと感じるような働き方をしているのも、その仕事を選んでいるのも自分です。一日の多くの時間を費やす仕事に対して、ストレスを抱えてイヤイヤ過ごすか、どうせなら楽しもうと臨むか。誰かに「こうしたら楽しめる」とアドバイスを受けたとしても、自分が納得していなければ楽しくなりません。つまり、楽しさを言い換えると納得感。前提として、仕事は楽しいことばかりではありません。どんな環境でもどう捉えるかは自分次第で、根底に「自分が選んだ」という納得感があるから向き合えるのです。納得するまで考え、本当に嫌ならその仕事を選択する・しないも含めて決断するのも自分です。仕事のストレスを食で解決しようとしても、本質は解決できません。どうしようもない時は、とりあえず目の前にあることを一生懸命にやってみる。仕事をしても、休んでも、そのことに集中するのです。そうやってメリハリをつけられると少しずつ楽しめるようになると思います。

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