- Q.【NEW】ここ数年、四十肩に悩まされています。 整形外科を受診しても、無理のない範囲で動かすこと以外に特に対処法はないと言われました。更年期症状のひとつかもと思い、婦人科も受診して漢方薬、ホルモン補充療法、プラセンタ注射をそれぞれ一定期間試しましたが、効果はありませんでした。食事にもある程度気をつけているつもりですが、効果的な運動や対処法があれば教えてください。
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A.
橋本先生からの回答
「四十肩」は40~50歳代を中心に、多発する肩関節の痛みと腕が上がらない、手が後ろに回せない等の運動制限を主な症状とします。そのため洗濯物が干しづらくなったり、肩よりも上のものが取りづらくなったり、背中のファスナーがあげられなくなったりします。
四十肩でいろいろ試されてもあまり効果がないとのことですね。本来であれば現在の可動域や姿勢などお身体の状況を拝見して効果がでない原因がどこにあるのか、仕事の内容や生活習慣をお聞きしながら施術を進めます。
今回は姿勢に問題があると仮定し、改善が進まないケースとして肩甲骨が開く運動を紹介します。肩甲骨が開かないと肩甲骨の後ろ方向での動きが小さくなり、背面での動きで肩関節に負担がかかってしまいます。このエクササイズで背骨と肩甲骨の動きを改善しながら広い範囲で無理なく肩甲骨を動かせることを目指しましょう。1日20回くらい動かしていくうちに可動域が改善され、痛みを感じずに動かせる範囲を増やし痛みの悪循環を断ち切り、改善の方向へ身体を導いてあげてください。
また腸腰筋も姿勢に大きく影響する筋肉になりますので、同じ姿勢が続いた時に「腸腰筋ストレッチ」を取り入れていただくと「ウイングエクササイズ」との相乗効果が出ると思います。
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