仕事もがんばりながらプライベートも充実させたいと、ワークライフバランスを重視する人は多いはず。しかし、仕事とプライベートをうまく両立させるためには、どうすればいいのでしょうか。
ここでは、プライベートと仕事の両立を成功させるための、仕事のオン・オフを切り替えるためのコツや、プライベートが充実することでどのようなメリットがあるのかなどについてご紹介します。
上手に仕事のオン・オフを切り替えるコツ
仕事に取り組む際、スイッチをオンにして仕事モードで働くのと、プライベートの延長のようにオフの状態で臨むのでは、効率や成果に大きな差が出てしまいます。その一方で、仕事のスイッチが入ったままプライベートの時間を過ごしていては、十分にリラックスすることはできません。つまり、仕事のオンとオフを上手に切り替えることが、日々の充実度を高めて仕事とプライベートを両立させるためのカギになるといえるのです。
上手に仕事のオン・オフを切り替えるための、7つのコツを見ていきましょう。
1 目標を立てる
仕事の目標を明確にすることは、仕事のスイッチをオンに切り替える際に役立ちます。大きな目標では漠然としたものになりやすく、達成するまでに時間もかかってしまうため、日々小さな目標を立てて達成していくのがおすすめです。起床後や始業前にその日の目標を立てることを毎日の習慣にすることで、モチベーションアップにもつながります。
2 タイムマネジメントを行う
仕事とプライベートを両立させるためには、それぞれの時間をきっちりと分け、タイムマネジメントをすることがポイントとなります。仕事でタイムマネジメントができないと、プライベートでも同様に時間管理ができず、メリハリのつかない生活になってしまいがちです。毎日のタイムマネジメントを徹底する習慣をつければ、仕事も効率的に行えるようになり、残業時間が長くなってしまうなどのリスクも減らせるのではないでしょうか。また、時間を管理することで、集中力のアップにもつながります。自分が時間に縛られるのではなく、自分で自分の時間をコントロールすることを意識して、タイムマネジメントに取り組んでみましょう。
3 あらかじめスケジュールを入れておく
タイムマネジメントと同様に、仕事とプライベートのスケジュールを事前に立てておくこともおすすめです。特にプライベートの時間は、無計画なまま過ごしてしまったり、思い付きで行動したりしてしまうと、せっかくの時間が有効活用できなくなってしまいます。また、仕事でも無計画な習慣をつけてしまうと、優先順位を無視した働き方になるなど、効率が悪くなってしまいます。
「何時までにこの仕事を終わらせる」「今日は18時に退社して、あのお店に行く」など、仕事もプライベートもスケジュールを立てて、意識的にオンとオフを切り替えていきましょう。曜日ごとに習い事をしたり習慣を決めたりして、規則性のあるスケジュールにすることで、より切り替えがしやすくなります。
4 整理整頓を心掛ける
PCやデスク周り、自宅などの整理整頓を習慣化することも、仕事のオンとオフの切り替えに役立ちます。私たちは生活の中で視覚からもさまざまな情報を得ており、それが多いほどエネルギーを消費しています。そのため、デスク周りやデスクトップが散らかった状態では、仕事をしていてもエネルギーを消費してしまいやすく、集中力の低下なども招いてしまうのです。
また、自宅が散らかっている状態でプライベートの時間を過ごしても、リラックスしにくいでしょう。定期的に机の上や自宅を片付け、きれいな状態を保つようにしましょう。
5 仕事を持ち帰らない
仕事を自宅に持ち帰ってしまうと、プライベートの時間とのメリハリがつかず、心身を休ませることができなくなってしまいます。仕事は会社で完結させ、会社を出たらプライベートの時間へと切り替えることが大切です。
また、スマホやタブレットで、時間や場所を問わず仕事のメールを確認できる状態も、仕事とプライベートの境界をあいまいにしてしまう原因となります。退社後や休日も仕事のメールを気にしていては、リラックスできずプライベートも心から楽しめなくなってしまいます。「○時以降は仕事のメールはチェックしない」などのルールを決めて、プライベートの時間を優先させることをおすすめします。
6 自宅に帰るまでに気分転換をする
退勤後はまっすぐ家には帰らずに、カフェやお気に入りのお店などに立ち寄って、気分転換をすることもおすすめです。お茶を一杯飲んだり書店で気になる本を探してみたりと、30分程度の寄り道であっても十分気分転換となり、仕事モードをオフに切り替えることができるでしょう。気分転換をしてから帰宅すれば仕事モードの緊張も落ち着き、リラックスしてプライベートの時間を過ごすことができるのではないでしょうか。
7 切り替えのスイッチを作る
仕事モードのオンとオフを切り替える、自分だけのスイッチを作ることもおすすめです。「仕事用の洋服とプライベート用の洋服を用意する」「香水やアロマなど、香りで気分転換する」「メイクの仕方を仕事とプライベートで変えてみる」など、仕事とプライベートで変化をつけてみてはいかがでしょうか。仕事とプライベート、それぞれで嗜好の異なるおしゃれを楽しむのもおすすめです。
プライベートの充実は仕事にどんな影響を与えるの?
仕事で成果を出すために、プライベートを犠牲にしてしまうという人もいると思います。しかし、適度にプライベートを充実させることによって、仕事に対しても大きなメリットがあるのです。
ここでは、プライベートを充実させることが仕事に与える3つのメリットを見ていきましょう。
メリット1 集中力アップ
プライベートの時間に気分転換をしたり、しっかり休息をとったりすることで、適度にストレスが軽減されて集中力もアップします。プライベートとのメリハリがしっかりつくため、仕事において公私混同もしにくくなり、効率的に働くことができます。
メリット2 モチベーションアップ
プライベートの時間をしっかりと確保することで、今後について考える時間も自然と増えていきます。将来へのビジョンが明確になることはモチベーションの向上につながり、意識改革をする余裕も出てくるのではないでしょうか。
メリット3 コミュニケーションの円滑化
仕事ばかりではストレスや疲労が溜まりやすくなり、コミュニケーションの場においても余裕がなくなってしまいます。プライベートを充実させれば気持ちにも余裕が生まれるため、感情のアップダウンが少なく、円滑なコミュニケーションができるようになるでしょう。
よりプライベートを充実させるためには?
プライベートを充実させたいからといって好きなことだけを優先させてしまうと、逆に疲労が溜まってしまったり、仕事へのモチベーションが下がってしまったりする可能性もあります。では、プライベートも楽しみながら仕事もがんばるためにはどうすればいいのかを見ていきましょう。
- 健康管理が必要不可欠
仕事とプライベート、どちらも充実させるためには、健康管理は必要不可欠です。食事・睡眠・運動など、規則正しい生活習慣を実践して、心身ともに健康であることが大切です。
- 新しいことにチャレンジする
趣味やキャリアアップのための習い事、スポーツ、サークルやボランティアといった新しいことにチャレンジしたり、旅行をしたりすることで、新しい視点や価値観にふれることができ、交友関係を広げることができます。新しい刺激を受けることで、プライベートもより充実したものとなるでしょう。
- 意識して休息する時間をとる
プライベートの時間はすべて活動に費やすのではなく、休息の時間も確保しましょう。心身を休ませることで余裕が生まれ、仕事もプライベートも充実させようというモチベーションが高まります。
仕事のオンとオフの切り替えを意識してみよう
仕事モードのオンとオフを上手に切り替えていくことで、無理なく仕事もプライベートも両立させることができるでしょう。
自分に合ったオンとオフの切り替え方法を探して実践することで、より自分らしい生活を送ることができるのではないでしょうか。