在籍型人材の出向または受入をしている企業の担当者を対象に、在籍型出向の利用についてインターネット調査(2021年6月4日(金)~2021年6月7日(月))を実施しました。
調査結果まとめ
- 在籍型出向の認知率(内容について理解している+聞いたことがあるが、詳細は分からない計)は77%と高い
- 人材の在籍型出向・受入について、両方とも「実施・検討・過去実施」している企業は49%
- 出向元のみ(12%)、受入のみ(10%)を合わせると71%が実施しており、企業規模が大きいほど実施率が高い
- 在籍型出向元・受入ともに、約4割が「グループ会社と他社の両方ともに実施」、約2割が「グループ会社のみ実施」で、「他社のみ実施」は6~7%と低い ことからも、【グループ会社】の方を【他社】より活用している状況
- 出向元のメリットは「社員の経験値が上がる・自社で経験できないことを学べる」、受入先のメリットは「優秀な人材を活用できる」が最も高い
- 出向元の懸念点は「人選が難しい」が他の内容に比べて高い
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在籍型出向元企業:グループ会社or他社 いずれへ出向させているか
在籍型出向元の企業として、【グループ会社】へ「出向させている」は約43%。「検討中」「過去に出向させていた」を含めた【グループ会社】への『出向元』は約58%でした。一方、【他社】へ「出向させている」割合は約25%で、「検討中」「過去に出向させていた」を含めた【他社】への『出向元』は約46%と、【グループ会社】へ出向させている企業が多い結果となりました。
在籍型出向元企業
(単一回答)
在籍型受入先企:グループ会社or他社 いずれから受け入れているか
在籍型受入先の企業として、【グループ会社】から「受け入れている」は約40%。「検討中」「過去に受け入れていた」を含めた【グループ会社】の『受入先』は約57%。一方、【他社】から「受け入れている」割合は約23%で、「検討中」「過去に受け入れていた」を含めた【他社】からの『受入先』は約45%と、受入先も【グループ会社】の方が高い結果となりました。
在籍型受入先企業
(単一回答)
在籍型出向元/受入先のメリット・懸念点
在籍型出向を利用している企業の担当者によると、出向元/受入先のそれぞれのメリット・懸念点として下記があがりました。
- 出向元
-
- メリット
- 社員の経験値が上がる・自社で経験できないことを学べる
- 企業間の交流が取れる
- 他社のノウハウが得られる
- 異なる業界のノウハウが得られる
- 余剰人材を活用できる
- 懸念点
- 人選が難しい
- 優秀な人材が社外に出てしまう
- スキルアップせずに戻ってくる可能性がある
- 出向元と出向先で、業務遂行のスキルレベルの差が大きい場合、社員に負担がかかる
- 契約終了時、人材が戻ってきても配属先が無い
- 受入先
-
- 特徴
- 優秀な人材を活用できる
- 企業間の交流が取れる
- 他社のノウハウが得られる
- 異なる業界のノウハウが得られる
- 自社にいない専門人材・役職者を活用できる、組織が活性化する
- 懸念点
- 想定したスキルを持った人材が来ない可能性がある
- 出向元と出向先で、業務遂行のスキルレベルの差が大きい場合、社員に負担がかかる
- 期間限定である(長期的な戦力にならない)
- 教育に時間がかかる
- 受け入れ体制を整えるのが大変
続きはダウンロード資料で
ダウンロード資料では、下記の結果をまとめています。
- 人材の在籍型出向の認知状況
- グループ会社or他社 いずれへ出向または受け入れしているか
- 出向または受入のいずれを行っているか
- 在籍型出向元/受入先のメリット(詳細)
- 在籍型出向元/受入先の懸念点(詳細)
- グループ会社ではなく他社と契約する理由
出向支援ソリューション(CAREER BRIDGE)
人材出向を検討中の企業、人材を受け入れたい企業の架け橋をアデコが行います。両社の希望をマッチングさせ、現職中の専門人材の活用をサポートします。