アウトソーシングを利用している企業の窓口担当者・業務の管理(業務指示)者を対象に、アウトソーシングの導入状況に関するインターネット調査(2023年12月21日(月)~2023年12月23日(水))を実施しました。
調査結果まとめ
アウトソーシングを導入している業務内容で最も多かったのは、《データ入力・マニュアル作成・翻訳》で50%でした。また、アウトソーシングの利用年数を伺うと、「1年以上3年未満」(27.2%)、「7年以上」(26.2%)が高く、アウトソーシング企業と長く関係を維持している企業も多いことがわかります。
実際に利用して得られた効果は、「人材不足を解消できた」「コストを削減できた」が上位に挙がりました。人員やコストの削減は「利用目的」でも上位に挙がっており、これらの課題に対して一定の改善が見られたことがうかがえます。
不満に関しては、多くの業務で「特に無い」が多い結果となった一方で、「担当者が頻繁に変わる」「担当者の指示待ちが多い」などの声もありました。
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利用のきっかけ
アウトソーシングを利用したことがある担当者に「利用目的」を尋ねると、「業務効率化」が58.9%で最も多く、次いで「コスト削減」(46.8%)、「専門知識の不足を補う為」(39.5%)、「人員の削減」(28.9%)が続きました。
業務別導入状況
どの業務でアウトソーシングを利用しているか伺ったところ、半数の方が《データ入力・マニュアル作成・翻訳》(50%)と回答しました。
次いで、《事務・総務・人事等のバックオフィス》(39.5%)、《IT・運用保守・web》(24.6%)、《採用代行・就業支援》(20.5%)、《ヘルプデスクやカスタマーサポートなどの電話受電業務》19.5%)が続きます。
一方、《営業代行》(11.9%)、《SNSやECサイトなどのファクトチェックや投稿監視業務》(5.7%)、《工場ライン》(5.1%)は低い結果となりました。
利用年数
アウトソーシングを利用している(利用していた)期間は、「3年以上5年未満」(24.3%)、「5年以上7年未満」(10.4%)、「それ以上」(26.2%)が60%を超える結果でした。
業務別に見ると《工場ライン》は63.2%、《IT・運用保守・web》は35.2%が「7年以上」と回答しており、アウトソーシングの利用期間が長い傾向があることがわかります。
一方、《営業代行》は52.2%、《テレマーケティングなどの電話発信業務》は45%が「1年未満」または「1年以上3年未満」と回答しており、比較的アウトソーシング歴が浅いようです。
利用したメリット
アウトソーシングの利用によって得られた効果を伺ったところ「人材不足が解消できた」(44.2%)が最も多く、次に「コストを削減できた」(39.8%)、「社内の人材がコア業務に集中できるようになった」(29.1%)が続きました。
業務別に見ると「人材不足が解消できた」は《イベント・店舗運営》と《ヘルプデスクやカスタマーサポートなどの電話受電業務》を除く全ての業務で1番手または2番手となっており、多くの企業で効果が得られたと読み取れます。
利用目的でも「コスト削減」が2番目、「人員の削減」が4番目と上位に挙がっており、実際に得られた効果と一致しているとわかります。
アウトソーシングによって得られたその他の効果を見ると、《営業代行》では「リスク管理・BCP(事業継続計画)対応・業務の継続ができた」(29.5%)、《ヘルプデスクやカスタマーサポートなどの電話受電業務》では「社内の人材がコア業務に集中できるようになった」(43.1%)が多く、業務によって効果に違いがあることもわかりました。
利用におけるデメリット
実際にアウトソーシングを利用している担当者へ不満を伺ったところ「特に無い」(27.7%)が最も多い一方で「業務プロセスが改善できない」(15.8%)が2番目に多く挙がりました。
利用目的で「業務効率化」が最も多かった点を踏まえると、必ずしも課題が改善されていないとうかがえます。
また、「担当者が頻繁に変わる」「担当者の指示待ちが多い」など、アウトソーシング企業の担当者に関する不満も見られました。
業務別に見ると、多くの業務で「特に無い」が1番目または2番目に多い結果となりましたが《イベント・店舗運営》《営業代行》では「何が改善されたか不明、報告がない」が最も多く挙がるなど、業務によってばらつきがありました。
アウトソーシング企業の見つけ方
アウトソーシング企業の見つけ方(探し方)を伺うと「取引先やパートナー企業からの紹介や推薦」(30.7%)が最も多く、次に「自社と取引のある企業」(29.6%)が続きました。
業務別に見ると、多くの業務で紹介や取引先が多く挙がっていますが《採用代行・就業支援》(42.1%)、《イベント・店舗運営》(31.7%)は「インターネット検索」が比較的多い結果となりました。
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調査概要
- 調査対象: 全国の企業の「アウトソーシングサービス利用者」
- サンプル: 600名(アウトソーシングサービス利用者600名)
- 調査方法: インターネット調査
- 調査実施時期:2023年12月21日(月)~2023年12月23日(水)
まとめ
今回のアンケートから、多くの企業が業務効率化やコスト削減などを目的にアウトソーシングを導入し、一定の効果が得られたとわかりました。
一方で、業務プロセスの改善やアウトソーシング企業の対応に関して不満の声も見られます。
アウトソーシングを導入する際は、目的や対象の業務を明確にし、信頼できるアウトソーシング企業に依頼しましょう。
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