SUBTOTAL関数:Excel

Excelで指定セルをさまざまな方法で集計するには

SUBTOTAL関数は集計方法を指定することで、平均・合計・個数といったさまざまな集計をすることができます。

SUBTOTAL(サブトータル)関数

書式 =SUBTOTAL(集計方法,参照1,[参照2],[参照3]…)
引数 集計方法 集計方法を番号で指定
  • 下表参照
参照 計算の対象となる範囲を指定
引数は、最大254個まで指定可能
主な集計方法
番号 集計方法
1 AVERAGE
2 COUNT
3 COUNTA
4 MAX
5 MIN
6 PRODUCT
9 SUM

[D]列にSUBTOTAL関数を使って小計を求めましょう。

中間に「小計」が含まれている範囲を、SUM関数で合計してしまうと、「小計」が合計値に含まれてしまいます。そこで、SUBTOTAL関数を使えば、合計範囲内のSUBTOTAL関数がある「小計」行を含まず集計することができます。

作成する数式	セル[D7]=SUBTOTAL(9,D4:D6) セル[D10]=SUBTOTAL(9,D8:D9) セル[D14]=SUBTOTAL(9,D11:D13) セル[D18]=SUBTOTAL(9,D15:D17) セル[D19]=SUBTOTAL(9,D4:D18) 集計方法:合計したいので「9」 参照:計算する範囲
  1. 1
    セル[D4]を選択します。
  2. 2
    [数式]タブをクリックします。
  3. 3
    [数学/三角▼]をクリックします。
  4. 4
    下方向にスクロールして、一覧から「SUBTOTAL」をクリックします。
  5. 5
    [関数の引数]ダイアログボックスが表示されます。
  6. 6
    引数を設定します。
  7. 7
    [OK]ボタンをクリックします。
  8. 8
    セル[D4]に3件分の小計が表示されます。
  9. 9
    数式バーに「=SUBTOTAL(9,D4:D6)」と表示されます。
  10. 10
    セル[D10]を選択します。
  11. 11
    [関数の挿入]fxボタンをクリックします。
  12. 12
    [関数の分類-最近使った関数]を指定し、「SUBTOTAL」をクリックします。
  13. 13
    [OK]ボタンをクリック後、引数を指定し、数式を確定します。
  14. 14
    同様にして、セル[D14][D18][D19]の小計と合計を求めます。

SUBTOTAL関数が認識する範囲

SUBTOTAL関数では、どの範囲の合計を計算しているか、SUBTOTAL関数で件数を求めると確認できます。

セル[D21]にSUBTOTAL関数の数式を作成します。

=SUBTOTAL(2,D4:D19)

(集計方法の「2」はCOUNT)
この数式の戻り値は「11」です。

これは、セル「D4」「D5」「D6」「D8」「D9」「D11」「D12」「D13」「D15」「D16」「D17」をカウントしています。

つまり、SUBTOTAL関数は、引数として参照した範囲の中でSUBTOTAL関数が使われているセルがあると、そのセルを無視します。

  • SUM関数を使用すると小計を含んだ合計値を計算してしまいます。

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